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国産のワイン用ブドウ品種「ヤマ・ソービニオン」 -2020年01月26日

ヤマ・ソービニオンは、山梨大学の山川祥秀氏が1990年に作り出した赤ワイン用の黒品種。
山葡萄とカベルネ・ソーヴィニョンの交配品種。
品種登録番号第2457号。

ヤマ・ソービニオンの生育
ヤマ・ソービニオンの生育

日本では、ヨーロッパ系ワイン専用品種の栽培が容易ではなく、温暖で蒸し暑い気候風土への適応と病害虫への耐性の付加を目的として、母系品種を日本の在来種であるヤマブドウVitis coignetiaeとし、父系品種はカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)を交雑し、実生選抜し作出されたものです。

カベルネ・ソーヴィニヨン (Cabernet Sauvignon) は、世界的に最も有名な赤ワイン用の代表ワイン用品種の1つです。
フランスではボルドーの最も重要な品種の一つであり、ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランの自然交配によって誕生したといわれています。

ヤマ・ソービニオンの収穫
ヤマ・ソービニオンの収穫

ヤマ・ソービニオンの果房重は240~250g程度、一粒は1.3g程度であり、山葡萄に比べ結実がよく、収量が多く安定していることから注目されています。
収穫直前まで糖度の上昇が進行するため、低温や日照条件が少なかった等の条件下でも、一定レベルの品質を確保でき、中山間地域でも栽培が可能です。

在来の山葡萄の結実
在来の山葡萄の結実


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