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外来魚・信州サーモン -2004年08月07日
長野県水産試験場が、外来魚のニジマス(レインボートラウト)と、外来魚のブラウントラウトとを遺伝子操作により掛け合わせて、新種の魚を誕生させたとの報道がちょっと前にあった。
信州サーモンと名づけられたが、そもそも、トラウトは鱒であって、サケ・マス科の中でもサーモン属には含まれないことは、水産試験場であれば当然にご存知のはずである。
信州の水産試験場であれば、イワナやヤマメ、アマゴという本来の渓流魚について取り組むべきではないのか。税金を使ってやるべきことはいくらでもほかにある。
ちなみに、岩魚が名物の上高地では、梓川に泳いでいる魚には岩魚もいるが、戦後ブラウントラウトなどを放流したために交雑が進み、あの美しい水の流れの中では、とうの昔に生態系が破壊されている。上高地へ行く途中の梓川も砂防ダムで寸断されズタズタである。
(長野県水産試験場へのメール)
信州サーモンなどという気持ちの悪い魚を作らないでもらいたいと思います。
岩魚、あまごなどならともかく、そんなものは食べたくもないです。
こんな魚が自然界に放流されたり逃げ出したりしないことを水産試験場では保証できるのか、万一逃げ出したりしたらブラックバス等と同様に外来魚の駆除対策をされるのでしょうね?
そもそもこんな遺伝子操作をした生き物を増殖させる権利が水産試験場にあるのか、本当に鬱陶しいニュースとしか思えません。
Posted at 15:23 | もの思う葦